歳時記:12月
- Yukio YAMAMOTO
- 2024年12月3日
- 読了時間: 1分
更新日:1月9日
【2024年12月3日投稿】
12月・年越しそば🍜
山梨県には、風味豊かな蕎麦の産地が多くあります。
冷涼な気候、清らかな水、昼夜の寒暖差など——それぞれの土地の個性が蕎麦の風味に影響しています。
山梨は、北杜市エリアでは新そばまつりが行われていたり、蕎麦切りの発祥は甲州とされていたりと、そばと縁の深い土地ですが、もともと蕎麦は凶作に強い救荒作物として栽培され、奈良の留学僧によってもたらされた小麦粉をつなぎに使う製法が江戸に伝わったことで、今日の「そば切り」が誕生しました。
それまでは蕎麦がきのようなものか、蕎麦切りと言っても蒸して食していたようです。
同じく江戸の頃にお醤油と鰹節の出汁が誕生すると、それと相まって蕎麦文化が広まったのです。
年越しそばはもともと、金銀細工師が、飛び散った金粉・銀粉を、そば粉を使って集めていたことから、縁起をかついで掛け金の回収前にそばを食べるようになったとか、細く長いことから、延命・長寿を願うとか、切れやすいから旧年の厄災を切るとか・・・
色々言われておりますが、全ては江戸の洒落✨
そう考えると、今年は蕎麦粉のガレットで平らかな年を願う・・・というのもありですね☺️



